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家を新築するためにピアノを売却しました

ニューヨーク

子供の頃から使っていたピアノ

家にはヤマハのアップライトのピアノがありました。私は子供の頃から弾いていたピアノでしたが、私はニューヨークに渡って誰もピアノを弾くことがなくなり、かなり邪魔扱いされていたようです。

私が胃潰瘍の手術のために一時帰国をしていた時に、家を取り壊して新築することになって、新しい家にはピアノを置くスペースがないので、ピアノは売却することになりました。

私はニューヨークに住んでいましたので反対することもできませんでした。でも、子供の頃から大事にしてつかっていたピアノがなくなることはとても寂しかったです。

帰国中にピアノと別れました

私はその時に8ヶ月、日本に帰国していたのですが、その間にピアノの処分が決まりました。両親がピアノの買取業者を探してきて、買取を頼んだのです。

私は買取業者が来る前に最後にピアノを弾くことにしました。最近は道を歩いていてもピアノの練習をしている音を耳にすることが少なくなってきていて、騒音問題などで、アコースティックのピアノはあまり多くないのかもしれないな、と思いました。

別れの時に最後の曲を弾きました

私はロック好きで、エリッククラプトンのレイラのピアノのパートをコピーしてよく弾いていましたので、最後にそのレイラを弾くことにしました。

ピアノの買取業者の人たちがやってきて部屋からピアノを運び出してトラックに乗せて持って行きました。買取価格は4万円でした。私のピアノは古いピアノでしたが、使われている材料がグランドピアノに使われるようなものが使われていて、とてもいいものでした。

私はピアノとの別れにかなり泣きましたが、長年ニューヨークに渡って日本の家にいない私にはピアノを引き止める力はありませんでした。

家が新しくなって、私はニューヨークにいたので、私にはピアノを弾くことができなかったので、ピアノは売られて行ってしまったのです。

家が新しくなったら、本当にピアノを置く場所がないことがわかって、売られてしまったのは仕方がなかったのだな、と思うようになりました。