私がずっと大切に使ってきたピアノを売った時の話です
私がピアノを売ろうと思った理由について
私は現在31歳ですが幼稚園年少の時からピアノを習い始めて20年間ピアノを習い続けました。習い始めたきっかけは小さかったので自分でも覚えていないのですが、私が小さい頃はまだまだ景気も良かったためか習い事をしている子供達も非常に多く近所のお友達のほとんどがピアノを習っていました。
ピアノを習っていると必ず家で練習するためにピアノは必要になるので年少の時にピアノを買ってもらいました。一生使えるものだからという事で祖父がとても良いピアノを買ってくれて、ずっと練習したのですがそれでも音大に行くほど上手くもなくというレベルでしたので大学生になり就職をする時に全くピアノが活かせない職業につきました、
その後もしばらくは調律などもしないままピアノはおいていたのですが、私自身が結婚して女の子が生まれたら置いておこうと思っていたのですが、男の子しか生まれずピアノのふたを開けたり閉めたりして危ないものになってしまったので売る事に決めました。
売る時のピアノの状態
ピアノを習っている間は毎年調律をお願いしていましたが、弾かなくなってからは全くピアノを調律しなくなったので音がすでにかなりずれていましたし、売るときは25年くらい経っていたので真っ白だった鍵盤も少し黄色くなってきていて、正直売るというよりもうとりあえず引き取ってもらえればそれでよいかなという感覚でいました。
どちらにしろ捨てるにしても自分達で運ぶ事は不可能ですし、もし少しでも値段がつけばラッキーだなという感覚でしたし、もしかしたら引き取る料金を払わなければいけないかもしれないねと話していたぐらいです。
しかし一応綺麗にしといた方が良いねという事で売る前には、持っていた道具でピアノを掃除して綺麗な状態にしました。
買取ってもらった時の事
私はパソコンでピアノの買取業者を探して家に査定に来てもらいました。ピアノは傷などはほとんどなく綺麗な状態で置いていたので、結局10万円で買い取って頂く事ができました。
私はしばらくピアノを触っていないような状態でしたが、やはりいつでも弾けるように家に置いているのと、全くなくなってしまうのでは、全然違いますね。今まで自分が頑張って練習してきた思い出がよみがえってとても切ない気持ちになりました。