【高級ピアノメーカーの世界】スタインウェイやベーゼンドルファーだけじゃない!超一流ピアノメーカーの紹介
ピアノをやっている方、ピアノが好きな方にとって、大きなグランドピアノでの演奏は憧れてしまうものです。
もしかしたら、スタインウェイやベーゼンドルファーのようなピアノメーカーの名前を聞いたことがあるかもしれません。
いずれも世界的に有名なピアノメーカーですが、今回は一流の演奏者に愛されてきた、一流のピアノメーカーの紹介をします。
スタインウェイ
世界的におそらく最も有名で、愛用者も多いです。テレビで見かけることも多いと思います。
ウラディミール・アシュケナージやクリスティアン・ツィメルマンが使用しています。いずれもショパンコンクールで輝かしい成績を残した超有名ピアニストです。
クラッシックのピアニストだけではなく、ポピュラー音楽やジャズのピアニストも愛用者が多いです。
ベーゼンドルファー
スタインウェイより国内メディアでの露出は少ない気がしますが、それでも超有名メーカーであることには変わりありません。
音楽の国オーストリア、ウィーンのピアノメーカーです。なにより、あのリスト(Franz Liszt)が愛用していました。
ただ、ベーゼンドルファーウィーン本社は経済的危機に陥ってしまったため、買収されてしまいました。なんと買収したのは我らがヤマハ! ヤマハも世界的メーカーになっている以上、かけがえのない歴史的なピアノの音を守ってくれるよう、期待が高まるばかりです。
ベヒシュタイン
世界3大ピアノメーカーのひとつが、ベヒシュタイン。愛用者はエル=バシャやチッコリーニ、キーシン、バックハウスなど、錚々たる名前が並びます。ジャズピアニストのチック・コリアも使用していました。
こちらはドイツのメーカーです。歴史もさることながら、ものづくりの技術も確実なのです。あのドビュッシーも、ベヒシュタインのピアノを絶賛しているほどです。
プレイエル
日本国内で実物を見かけることは稀かもしれませんが、ピアノ経験者なら名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。そう、あのショパンが愛用していたピアノのメーカーです。
音が特徴的で、ショパンを弾けばショパンの時代を追体験できる気分になります。
ショパンは生徒とピアノの練習をするとき、生徒に大きなグランドピアノを弾かせ、自分はプレイエルのアップライトで演奏をしていたという話です。
ファツィオリ
イタリアのメーカーです。メーカーとしては新しいですが、短期間で最高級ピアノメーカーの地位を築き上げました。愛用者にはアルゲリッチ、ニキータ・マガロフ、ミシェル・ベロフがいます。
なお、2010年ショパンコンクールで、同社ピアノが公式ピアノとして採用されています。2010年はショパン生誕200年の年でしたね。
どんなピアノが弾かれているのか注目することで楽しさは倍増に
いかがでしたか?
憧れのピアニストが、どのピアノで弾くのか、ぜひ注目してみてください。
ピアノごとの音色の違いを意識して聴いてみるのも、また楽しいものです。
ぜひ、素敵な音楽の時間を楽しんでください。