ピアノを長持ちさせる為には温度や湿度を安定させるのが大切
多くの方々は、ピアノは長く使い続けたいとお考えです。一度それを購入した以上、耐用年数を長くしたいと思うのは自然でしょう。
ところでそれを長くする事は、実際可能なのです。長くする為には、まずピアノに対する劣化の原因などを知っておく必要があります。
使った頻度はピアノの劣化を招くか
例えば、利用頻度に関する点が挙げられます。そもそもピアノを演奏する頻度も、人によって異なるでしょう。毎日それを演奏する方もいますし、むしろ殆ど演奏しない方など色々ですね。
それでピアノの利用頻度が多いとなると、劣化スピードが速くなるとの意見もあります。実際、それは確かにその通りなのですね。確かに多くピアノを用いれば、弦などに対して負担は生じる事になるのです。
しかし、実はそれはあまり大きな問題ではありません。劣化に関わる要素は、むしろ環境面が重要なのですね。
不安定な環境による劣化
頻度よりも深刻なのは、環境が安定しているか否かです。例えば気温が変化しやすいか、そうでないかです。気温の変化が激しい場所に設置されたピアノなどは、全般的にダメージも蓄積されやすい傾向があります。逆に温度が一定していれば、劣化しづらい訳ですね。
それともう1つが、湿度に関する事柄です。湿度が急激に高くなったり低くなったりしますと、やはりピアノにダメージが蓄積されやすくなります。もちろん上記の弦に対するダメージも、軽視できないのですね。逆に湿度が安定していれば、劣化も生じづらくなります。
空調や除湿機が大事
これらの事を考慮すると、とにかく気温や湿度が安定した場所にピアノを設置するのが、重要だと分かるでしょう。ですのでエアコンなどで温度を安定させておくべきなのは、言うまでもありません。
また除湿機なども、できるだけ良い製品を使う方が望ましいですね。最近ではかなり高性能な除湿機も販売されていますが、それが設置された部屋でピアノを保管してあげれば、かなり耐用年数も長くなるでしょう。「環境の安定」は、ピアノを長持ちさせる為のコツの1つです。